化粧品のジェンダー

こんばんは。つばさです。

男らしく女らしく、という言葉はすっかり聞かなくなりましたね。

ジェンダーレスコスメ

先日、知人(30代男性)が

「新入社員は男子も化粧してますね」

「カップルで一緒にスキンケア化粧品使ってる人も多いです」

僕も香りモノはフローラルとか使いますよ」

などなど、50代が若い頃には考えられなかったことを話していました。

どれもなんとなくテレビやネットニュースなどで見聞きしたような気はするけど

実際に聞くと、あぁ本当にそういう時代なんだ、と妙に納得してしまいました。


メンズ化粧品はここ数年ずっと右肩上がりに市場が広がっていて、

私たち世代でもスキンケアくらいはするという人が増えてきている様子。

今では美白やアンチエイジングを訴求した美容液や

メイク系もかなり増えてきているとのこと。


男性も化粧する時代になったのね~なんて思っていたら、

今度は次第に「ジェンダーレスコスメ」として、

スキンケアだけでなくメイクも含め、

「男女問わず誰でも使える化粧品」という新たな分野ができているそう。


なるほど。

多少の性差はあるにせよ(毎日ヒゲを剃る人は男性の方が圧倒的に多い、とか)

肌質そのものに性別はあまり関係ないのかな。

傾向として男性の方が水分少なめ脂多め、な気はするけど、全員じゃないだろうし。

ジェンダーレスコスメというのは理にかなっているのかもしれない。

みんな違ってみんないい

私が(化粧に関して)思うジェンダーレス、ジェンダーフリーって、

例えば男性がピンクのかわいいパッケージの化粧品を買っても

アイシャドウや口紅をはっきり塗っていても

逆に女性がノーメイクで仕事をしていても

違和感なく受け入れられる、ってことじゃないかな、と。

若い世代はすでにこういう考えになっているような気はしますね。

私たち年寄り(爆)世代の意識がまだまだ、なのでしょう。

単に「男女の区別をしてはいけない」という考えだけだと、

例えば世の中の全ての化粧品がジェンダーフリーになって、

パッケージも中身も全てが中性的になってしまったら

「女性っぽいモノ(女性が好みそうなモノ)が好きな人は

選択肢がなくなってしまうと思うのです。

(あ、今のジェンダーレスコスメが中身も中性的と言っているわけではないですよ。)


世の中的に性差を問わなくなる傾向が強くなってきているけれど、

そのために選択肢が狭まるのは本末転倒ではないかなと。

男性用があっていい、女性用があっていい、ジェンダーレスがあっていい。

ランドセルなどは良い例かもしれません。

ピンクに花柄の刺繍がついているものもあれば、

青色に世界地図や恐竜がついているものもあったり、

大人が使えそうなシックな茶色や深みのある色のものもある。

もちろん、それらの中から自分の好みのものを選ぶというのは

それはそれでプレッシャーというか、選択する力が必要になるので、

今の時代は大変だな~と思うこともよくあります。


いずれにしても、世の中が、私たちが、

お互いに少しずつ許容範囲を広げていくことができれば

本当の意味で「フリー」な時代が来るんじゃないかなぁ、

なんてボンヤリ考えた週末でした。

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