こんばんは。つばさです。
昔より初めて会った人と話をすることにあまり抵抗がなくなった気がします。
秋期限定 宝物館拝観
昨日の続きになります。
白峯寺をお詣りしているとき、ふと目に入った「特別拝観」の文字。
あ、宝物館がある!
四国八十八ヶ所霊場の中には時々拝観できる宝物館があります。
(何となく日本語が変・・・)
秋期限定とあったので、これは見せていただかないと!
お詣りした後、護摩堂で拝観申し込み。
なんと、ご住職(←おそらく)が鍵をもって一緒に宝物館へ。
す、すみません(汗)、私だけのために・・・(-_-;)。

あまり申し込む方が居ないのか、
「事前に知っていたのですか?」と聞かれました。
いえ、全く。毎度行き当たりばったりでございます・・・。
ざっとお話しした後はゆっくりどうぞ、とおっしゃったご住職、
全くもってざっと、などではなく、
実にご丁寧にたくさんのお話をしてくださいました。
白峯寺 宝物館
決して広くはないけれど、貴重な品々が並んだ宝物館。
一つ一つ、丁寧な説明をいただきました。
鳶の置物が元々金色だったことやその意味、
崇徳天皇が崩御された後、50年ごとに大きな法要があること、
その際に残されている和歌のこと、
頓証寺の門に掲げられた勅額のこと。
それから、
五色台にあるが故の、雷による天災(火災)に何度も遭っていること、
明治の神仏分離令の話やその後のお寺のこと、
古く重要な文書が残っているのに傷みが激しく、
それを修復するには莫大な費用がかかることも教えていただきました。
ご住職はそこまでしかおっしゃいませんでしたが、
私個人としては、某氏の国葬に使う何億もの予算があるのなら、
こうした貴重な文書や仏像などを修繕・保存するために使ってくれ、と
心底思ってしまいます。
日本中にどれだけ多くの修復を待つ「宝」があるか、
今のままではそれらはそう遠くない未来に朽ち果ててしまうかもしれません・・・。
日本の文化はどこに向かっているんだろう。

1時間くらいは見せていただいたのかなぁ。
そこに置かれた文書や曼荼羅、勅額などをゆっくりじっくり拝観し、
その時代に思いをはせるとともに、
京を想いながら讃岐の地でみまかられた
崇徳天皇についてもう少し調べてみたいと思いました。
京都にも行ってみないとなぁ・・・。

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