あなたがそう《思った》だけ

こんばんは。つばさです。

思い込みは誰でもあることですが、

やってはいけない思い込みもありますよね・・・。

思った、は通用するの?

とある記者会見を見ていて、

「思った」はどうでもよくて、事実はどうなのか、だよな、とつくづく。


これ、最近自分の周りでも増えていて少し気になっていたところです。

もちろん私も思い込みで失敗することはあるのですが、

仕事の時はできるだけそれをなくすよう心がけています。

自分がどう思っているか、ではなく、

実際どうなのか、事実は何なのか、を確認するのです。


部下をもつようになって、ミスした際に理由や原因を聞くと、

ほぼ毎回「○○だと思ったので・・・」と言います。

で、この言葉を言われるとと私は必ず

「あなたがどう思ったか、じゃなくて事実はどうだったの?」

と問い返します。

まぁ大抵は本人が「思った」のと逆だったり違っていたり、ですね。


やらなきゃいけない仕事をしていない、なぜ?と聞くと

「○○さんがやってくれると《思った》ので」。

捨てちゃいけないものを廃棄している、なぜ?と聞くと

「いらないだろうと《思った》ので」。

開放厳禁のドアが開いている、なぜ?と聞くと

「○○さんが入ってくると《思った》ので」。


これらの例はここに書ける内容なのでたいしたことはないですが、

実際はもっとシビアな話が多いです(爆)。

でもどれもこれも、確認すれば済む話なのです。


もちろん、単にこの《思った》人だけが悪いということではなく、

根本的にそうした問題が起こらないような体制を取ることも重要です。

あるいはどうやっても問題が起こってしまった際に

どう対処するか(食い止めるか)という点も重要です。


それでも、この「思い込み」だけで動かず「確認する」ことを確実に行うことで

ずいぶんと問題や失敗は減るはずです。

誰に確認するか

ここでもう一つ重要なのは、

「誰にどうやって確認するか」という点です。

誰に、というのがキーで、事実を確認できる相手かどうか、です。

(場合によっては人じゃないこともありますが)


これも悲しいかな、私の周りではよくあることで、

外回りしている営業から送られてきた書類を、会社に居る人たちで

「これってこういう意味かな?」

「いや、あの人のことだからこっちの意味じゃない?」

と延々話し続けていることがあり、イラっとします。

それって営業本人に聞けばすぐ解決することですよね。

《思った》と同じくらいよく聞くのが「〇〇さんがそう言っていた」というもの。

この「〇〇さん」が今わからないこと、確認しようとしていることの当事者かどうか、です。

ここを間違えると結局は「事実は確認できていない」ことになり、

《思った》と同じことになるんですよね。

コミュニケーションと責任

要は、仕事に対する責任感と関係者間のコミュニケーションなのか、と。

《思った》にはどこか責任逃れな言い訳を感じてしまうんですよね。

自分はそう思ったんだからミスしても仕方ないでしょ、みたいな。

本人はそう意識して言っているわけではないのでしょうが、

(あ、ここも事実確認が必要、かな(笑))

どこか他人事としてとらえている感が否めません。

あるいは叱られることが怖いのかもしれませんね。


あとは関係者ときちんとコミュニケーションをとれるかどうか。

コミュニケーションというと、なんだか雑談したり長くしゃべったり、

と考えている人も多いようなのですが、

私自身は、仕事におけるコミュニケーションとは

必要な情報を正確に、情報共有すべき相手とやり取りすることかな、と考えています。


もしかすると、こういう考え方自体が時代遅れなのかもしれません(悲)。

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